<スタンフォード大学生 京都留学支援についてのご説明>

 

 

 

日ごろよりひばりをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

ひばり 店主の鎌塚です。

「お知らせ」よりご案内しました「スタンフォード大学生 京都留学支援」について、

詳細をご説明させていただきます。

 

まず最初にご案内ですが、ひばりは宿屋として

「長期間のご予約(1ヵ月以上)」は基本的にお断りしております。

より多くのお客様に京都の旅を楽しんでいただきたいという思いから、ご理解をお願いしております。

 

しかし今回、スタンフォード大学様並びにスタンフォード日本センター様より
「バリアフリールームでの滞在を希望する大学生の京都留学」についてご連絡をいただき、
あらためて以下の問題が浮き彫りとなりました。

・受け入れ可能なホストファミリー様の少なさ
・バリアフリールームの数、また宿泊施設の少なさ

スタンフォード大学はどんな境遇の大学生にも、
学ぶ意志のある方には他の大学生と同様に留学を支援したい、という思いがあると伺いました。

しかし、毎年多くの留学生を受け入れているスタンフォード日本センター様でも、
今回「バリアフリールーム希望の留学生の受け入れ」というのは初めてのことだそうです。
いままで事例がなく、良い受け入れ先も中々見つからない中、ひばりにご連絡をいただきました。

ひばりはまだ開業してようやく1年を迎えるかどうかの、実績も少ない小さな宿屋です。
もちろん有名でもありません。

ご相談をいただけたことはとてもうれしく、光栄なことです。
しかし同時に、相談できる先の少なさを想像しました。

実績がないから受け入れ先がないのか。
受け入れ先がないから実績ができないのか。

いずれにしろ、京都に受け入れられるだけの「器」が足りないことはたしかです。

 

私自身学生時代、アメリカのカリフォルニアに留学し、そこでの時間は生涯忘れることのない、かけがえのない良い経験となりました。

母国とまったく違う文化圏での暮らしというのは、刺激に満ち溢れています。
感受性が高く、先入観の少ない学生のうちに他国を知る・感じるというのは本当に大切なことだと思います。
私が学生時代に与えていただいた機会を、等しく次の世代の方にも与えたい。
「環境が整えられない」というつまらない理由で、その機会を失ってもらいたくありません。

 

バリアのない環境を広げ

多少のバリアをモノともしない人としての強さを育み

誰もが広い世界へ飛び立てる、土台づくりに貢献したい。

ひばりはそういった社会的な意味で、クリエイティブな場所でありたい。

 

そんな思いから、今回滞在を受け入れさせていただくことを決定致しました。

この度の決定にて多くのお客様にご迷惑をおかけしますこと、重ねてお詫び申し上げます。

ご理解、ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

平旅籠ひばり Hibarihostel
店主  鎌塚 慶一郎