さてさて、話を改修記録に戻します。
二階の壁は廊下の天井を含め、客室、トイレも土壁を塗ります。
もともと土壁だった壁に再度新しい土を塗る際、まずは表面の古い土をこそげ落とします。
土埃が舞い、腕を上げっぱなしのなかなか地味なつらい作業。
助っ人ゆっこちゃん、しょうちゃんは職人のように黙々とこなしてくれました。
上の写真の左下、足元のところもそうですが、
ところどころ剥がれおちている部分や、強度が不足している部分には補修が必要。
これもまた地味な作業だけど、しっかりした下地を作らなければ、せっかく塗った壁も長くはもたないし、奇麗に塗りあがらない。基盤、大事。
こちらは設計と左官担当、建築士のいわもと君。彼の助言と指導のもと、どんどん進めます。
準備を整え、仲間たちの手を借りて、土壁塗り大会をしました。
手前はしょうちゃん、奥はゆっこちゃん。様になってるーーー!
わたくしも塗りました*
りょこさん、土壁塗ってるだけなのにしなる身体が色っぽいですな。
やまちゃん、力強いですな。
この日のことをそれぞれブログ(錺屋はこちら、日暮荘はこちら)にも書いてくれています。ありがたやありがたや。。。
こちらは金魚家・鯉屋のオーナーじゃんぼさん。脚立いらないんじゃないか説。
手間はたくさんかかるけど、藁と砂と土でできている土壁は自然素材オンリーで再利用も可能なスーパーエコな壁。
時間が経てば表情が変わり、塗り手によっても変わる柔軟な土は、人の手という必要不可欠な要素によって出来上がる、あたたかい素材。
みんなの気持ちがこもった壁のあるひばりちゃんが、これからいろんな人に愛されるといいな。
わいわいみんなで客室を塗っている間、外壁の漆喰を丁寧に仕上げていたいわもと先生。
さすがにうつくし。
こうやって二階の客室は個性あふれる壁がそれぞれ構えているわけですが、廊下は壁も天井もぐるりといわもと先生の手で塗られました。
その様子はまた次でご紹介。