さてさて、改修も終盤。
内装は完成の姿が垣間見えるほどになってきた7月後半、遙々埼玉から庭のスペシャリストがやってきた!
たっくさんの木々と砂利とその他いろいろを載せたトラックに乗って。
庭師のたーくんとはご縁あってお庭をお任せすることになりました。
今まで「ここが庭でぇー…」とか考えてきたけど、実際にどんなふうになるのかは、想像力と庭の知識の乏しいわたしには想像がつかない。
それではまずはBeforeから。
こちらはスーペリアルーム専用の中庭。
埼玉よりやってきた木々はまだ鉢に入ったままで、庭は土をいれただけの状態。
真中にかまえる沓脱石(くつぬぎいし)は離れと母屋をつなぐ廊下の下に隠れていたものを解体中に発見。
男四人がかりで前庭へ移動し、再び沓脱石として活躍してもらっています。
こちらは前庭。
脚立と壁塗り用の土の樽などでかなりの現場感。殺風景であります。
真夏の京都の暑い中、限られた時間で造られていく庭。
木々たちも長いお引越しの後、新しい慣れない土地に植えられるのでまだまだよそよそしい。
これからここに根付いて季節を知らせてくれるのね。
前庭には秋をお知らせする紅葉がどーーーん!
紅葉は横に枝を伸ばしていくので、背の高い紅葉がほしい場合は初めから背の高い子を見つけて植えるしかないのだそう。
いつか前庭をこの子が覆うことになるのかしら。
前庭は和風にこだわらず、森っぽい、気取らない感じにお願いしていました。
木を選んでいただき、それらが植えられ、その足元には彩りを添える花と苔が植えられます。
焼き杉の茶色に緑が映える!
砂利を敷いて完成。
前庭は日の光もたっぷり入るので、今はこのときよりも苔が増えた気がします。
そして中庭。働く男たちの写真をお楽しみください。
お庭という要素が入ると、部屋の雰囲気が、もう全然違う。奥行きが増すといいますか。
ただ泊まるだけの部屋でなく、のんびりぼんやりと時間を楽しみ、季節と文化を愛でる空間へ。
緑のパワーはすさまじい。
これからこの子らの育ての親となる過程でも、ちょいちょい気軽に相談できる庭の魔術師たーくん。
ほんまにありがとうございました。そしてこれからもよろしくね。