京都の下町

 

こんにちは、店主の鎌塚です。

 

今日はひばりのある「七条・丹波口」というエリアについて、ご紹介致します。

 

ここは京都駅から一駅とアクセスのいい立地ながら、祇園などの有名観光地からは少し距離があるため、これまであまり知られていませんでした。

 

しかし、「京都水族館」や「京都鉄道博物館」ができた梅小路公園や、祇園のような京都らしい風情の残る島原エリア、そして人気観光地の嵐山へも電車で一本など見どころが増えてきたことから、近年急速に発展してきています。

<京都水族館>

 

 

<島原エリア>

 

さらに2019年春には京都駅―丹波口駅間に新しい駅ができる予定で、現在工事の真っ最中。

より一層アクセスがよくなるので、はやくできないかな~、と完成を楽しみにしております。

 

しかし、私がこの町の魅力だと思う点は、その発展性だけではありません。

 

これから次々とできる新しいお店や施設ももちろん楽しみなのですが、この町にはすでに大きな魅力があります。

 

それは、京都の食を支えるといわれる「京都中央卸売市場」のもつ、“圧倒的なローカル感!”です。

 

 

 

 

明け方から開いているコーヒー屋、食堂、食材・日用品の店。

前掛け姿で食材を運ぶ男たち。

お店を切り盛りする女性たち。

道を歩けば、どこからかただよってくる炭火焼き鰻の香ばしい匂い。

 

ステレオタイプな京都らしい景色をいい意味で裏切ってくれる、

まさに「下町」といった風情を感じる場所です。 

 

京都中のお店にとどまらず、市外・府外からも買い付けにこられる料理人さん、小売業者さんがたくさんいるので、朝からとても活気があります。

 

卸売専門の市場なので市場内で個人的にちょこっとだけ買う、ということは残念ながらできませんが、たくさんの小売店さんが市場に隣接してありますので、市場の食材を購入しひばりで食べる、といった楽しみ方もできます。

 <材料から、調理されたものまで>

 

京都にはたくさんの名店があり、食事を楽しみにされている方も多いと思います。

その食を支えている京都の市場って、どんなところなのか?

市場を知ることで「京都の食」をより深く楽しめると思いますし、

そんな旅の楽しみ方は、このエリアでしかできません。

 

「新しい発展性」と「古きよき下町感」

 

この2つが入り混じった「七条 ― 丹波口」エリアは、隠れた魅力があふれています。

 

一見しただけでは見逃してしまいそうな魅力を、ひとつひとつ見つけ出していくのが私の目下の楽しみでもあります。

 

京都駅から一駅のローカルな下町を、ぜひお楽しみください。