こんにちは、店主の鎌塚です。
うれしいニュースです。
車いすユーザーの方へ京都旅行情報を発信されているWebサイト、「ばりかん!京都」にひばりを掲載いただきました。
ばりかん!京都とは、
“観光地のバリアだけでなく、宿泊施設のバリア、交通のバリアといった観光に必要な情報を、車椅子を使用する当事者が集め、データを掲載する総合的な観光サイト”です。
(※「ばりかん!京都Webサイトより抜粋」)
こちらは「社団法人全国脊髄損傷者連合会 京都府支部」の監修で運営されており、格所丁寧に調査された上で発信されている、信頼性の高いWebサイトです。
今回掲載いただいたひばりの情報も、京都府支部 副支部長の方がわざわざ見学にお越しいただき、細かな情報を直接ご確認されました。
1階の設備に関しては高い評価をいただき、紹介されている宿泊施設のほとんどがしっかりとした設備を整えた大規模な旅館・ホテルという中、一軒家規模の町家の小さな宿が掲載されたことを嬉しく思います。
わたしたちの設備は、すべての人に対して十分といえるものではありません。
でも、それでいいと思っています。
わたしたちは、「選択肢のひとつ」です。
様々な宿泊施設があるなかで、ホテルにはホテルのサービス、ゲストハウスにはゲストハウスのサービスがあり、それぞれ価格帯も異なります。
人それぞれ好みやサービス、予算に応じて、ホテルがいいか、旅館がいいか、ゲストハウスにしようか、と様々な選択肢のなかで宿を選んでいます。
それと同じように、「ホテルにはホテルのバリアフリー、ゲストハウスにはゲストハウスのバリアフリーがあっていいんじゃないか」、というのが私たちの考えです。
寝たきりの人もいれば、杖や車いすさえあればどこへだっていける人だっている。
「体が不自由」とひとえに言っても、活動可能な範囲は人それぞれです。
完璧な設備環境のみを求めると、結果「高額なホテル」という一択になります。
高額ゆえ旅行頻度は減り、需要は低くなり、必要なものが必要でないと判断され、普及を阻害する矛盾構造が生まれてしまいます。
わたしたちは選択肢のひとつであり、このような阻害要因をなくすための新しい取り組みの一例です。
これは足した方がいい、逆にこれはなくても構わない。
こうすればお金もかからないし、車いすに限らずどんなひとにとっても快適だよね。
ひばりの存在がそんな議論のきっかけになり、だれもが旅をしやすくなる環境整備への糸口となることを望んでいます。
また、できることが限られているわたしたちではありますが、旅をしたいと思う人を全力でサポートしたいという思いでいます。
京都旅をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
もちろん、見学も大歓迎です。
ケガをしても、病気になっても、100歳になっても、
旅を楽しめる社会を、みんなでつくっていきましょう。
ばりかん!京都Webサイト(ひばりページ)はこちら
http://www.barikan-kyoto.net/shosaih.php?id=160