食育の冬(市場編)

こんにちは、店主の鎌塚です。

 

雪こそあんまり降らねど、やっぱり寒いよ、京都の冬。

 

しかしそんな寒いときほど、食べものへのありがたみを強く思います。

 

しっかり噛んで、味わって、喉を通って胃に入っていく度、自分のなかに新しいエネルギーが、熱が生まれていくのを感じます。

 

お腹いっぱいになっているときは「無敵!」と思いこみ一時、寒さもへっちゃらになります。寒いときほど、食べるって大事ですね。

 

そんな先日、月に一度の市場の「食彩市」で「魚のさばき方体験」なるものが行われると聞き

 

ひばりのニュー宿直スタッフゆりかちゃんと一緒に行ってきました!

<市場内のお店を解放し、プロの魚屋さんがやさしく教えてくれます。1回500円。お財布にもやさしい>

 

<今回さばくのはこちら、ツバス!つばさじゃないよ、つばすだよ。>

 

<エプロンも貸してくれます。>

 

<入刀!骨を感じながら包丁入れてね~。とお魚屋さん。マンツーマンで教えてくれます。>

 

<こいつがでかくなったらハマチとかブリになるんやで~、という豆知識も。>

 

<あっという間に三枚におろされていくツバスちゃん。>

 

 

<バン!三枚おろし~!あたまももらってきました。>

 

いや~、楽しかった!

骨と皮以外、全部もって帰ってきました。一匹丸々捌いたらこんな量になるのか、とびっくりです。

刺身にして、こっちは焼いて、あたまは鍋にぶちこんで、あぁよだれがでてくる。。

 

でもやっぱり、見るとやるとじゃ大違いです。

肉じゃないし、魚やし~と思っていたら予想以上に固くて、なかなか切れません。

お魚屋さんの補助やコツを教えてもらわなかったら、もっとぐちゃぐちゃな切り方になってたことでしょう。

 

慣れてきてささーっと捌けるようになったら、もっと楽しいだろうなぁ。

 

しかしブリの子どものハマチの子どものツバスちゃんを捌いてわかったのは、マグロの解体ってどんだけ大変?ってこと。

市場のお魚屋さん、やっぱすごいなぁ。

 

 

 

さらに言えば、このマグロを海からあげて、ここまでもってくるのどんだけ大変か。

漁師さんも運送屋さんも、みんなすごい。

 

デパート、スーパー、コンビニとお金を払えば大抵のものが手に入る世の中。

今ではお金を払うのもめんどくさくなってきたのか、お金まで電子化されるようになってきました。

 

スマートといえば聞こえはいいけど、めんどくさがりも過ぎると、その間にある大切なものがどんどん見えなくなって、わかんなくなってっちゃうなぁと感じます。

 

自販機にお金を入れて腹を満たすような生活は、あまりにも色彩りがなさすぎます。

 

ときどき足をとめて、これどこから来たんだ?だれが採ってきてくれたんだ?と考えながら食べるのは、町中に住む僕たちにとって大事なことだよな、とあらためて思いました。

 

市場のお魚屋さん、ありがとうございました!

また食べるのに集中してしまい写真を撮り忘れましたが、ツバスうまかったー!ごちそうさまでした!

 

さむい冬こそ、おいしいごはんを食べて、元気だして、そして元気のもとのごはんのことを、もっと知っていきましょう。