本と珈琲と日々のこと

 

こんにちは、ひばりの鎌塚です。

 

すっかり春の陽気が続く中、お庭の木々に葉が茂ってきました。

いい天気に触発されてなんとなくなにかを書きたい気分になったので、この頃のことをつらつらと書きたいと思います。

 

フェイスブックやインスタグラムで散々発信していましたが、2月よりひばりのとなりに本屋ができました。

「旅耕社(リョコウシャ)」といいます。

 

 

 

 

 

新しい視点を与えてくれるという意味で、本は旅ととても親和性の高い製品です。

つかい方に迷う余地がないという点で、「本」はプロダクトとしてある種の理想的なかたちであるともいえます。

それでいて、中身はまったく自由な世界が広がっている。

普遍的で美しく、自由であり新しい世界へつながる扉になる。

そういう意味で、ひばりも「本」のようでありたいなと思います。

この場所がきっかけで旅にいきたくなったり、また旅をしたような気分になっていただけたら幸いです。

 

 

またつい4日ほど前からですが、「キフ珈琲」という珈琲屋のふりをした寄付活動をはじめました。

こちらに関しては説明が長くなってしまいそうなので、またあらためてご案内します。

インスタグラム@kifucoffee.kyotoにて日々更新していますので、よければご覧ください。

 

 

先日から、ドイツよりお越しのご家族が貸切でご宿泊いただいています。

普段は掃除のたびに毎日きれいに片づけている公共エリアも、貸切のためどうぞご自由にということでプライベートなものがそこかしこに放置されています。

 

 

 

 

日々いろんなものが増えてゆく・・・

 

 

 

いつもはお泊りいただく方みなさんが気持ちよく過ごしていただくために、トイレや洗面台にものを置きっぱなしにすることはご遠慮いただいていますが

 

貸切のときはこのように、わかりやすい生活のあとが残ります。

 

僕はきれいな場所が好きですが、からっぽな場所は好きではありません。

きれいに掃除したあとでなかなかお客さんがチェックインに来られないときは、はやくだれか来てキッチンとかトイレとか使ってくれないかなと思います。

雑誌の中の完璧な部屋の写真に違和感を感じるように、生活感を感じられない空間にいると居心地がわるくなってくるんでしょう。

 

そのためいまのように貸切でご利用いただいているときは常に居心地がよく、ありがたいです。

 

宿という場所は自分の場所でありながら、自分ではない他のだれかの場所。

たとえ一時的にであっても、行ったこともない国の人と場所と時間をともにするというのは、よくよく考えたらとても不思議なものだなぁ。と、みたこともないシャンプーや歯磨き粉を横目にみながら思いました。

 

おもしろい時代になったものですね。

 

平成も残すところあと数日。

 

令和はいったいどんな時代がくるのでしょうか。

 

どんな時代になっても、いまのように日々を楽しんでいたいなと思います。

 

それでは、また。

 

ひばり 店主