【特別滞在プラン】考琲珈日 – coffee thing days – のお知らせ

こんにちは!

ここ数年すっかりコーヒー漬けの日々を送っています、ひばり店主です。

本当にここのところコーヒーを焼いて飲んでばっかり。
数々の異国でつくられる飲み物に魅せられるのは、旅に行けない反動からでしょうか。

宿屋と本屋とコーヒー屋は、外から見たらまったく違う仕事ですが
「新しい世界への窓でありたい」という目的は同じ。
なので店主の内では、変わらずずっとおなじ心もちで働けています。

そんなコーヒー漬け生活がつづくうち、ひばりにはどんどん書籍とコーヒー器具が増え
いつの間にか自然と、「旅と本とコーヒー」が好きな方々が集まりはじめました。

大変楽しくありがたいことで、この流れをブーストさせたいと思い「特別滞在プラン」をつくりました!

コーヒー好きが深く楽しく滞在できる特別プランです。

ご興味のあります方は下記ご一読の上、お問い合わせくださいませ。

 

 

<考琲珈日 – coffee thing days ->

 

焙煎して 抽出して 京都の名店を巡って

コーヒーのことばかり考える日々を過ごしませんか?

〔考琲珈日〕はコーヒー好きな方限定の中・長期滞在プランです。

コーヒーのことをもっと知りたい
いつか仕事としてやっていきたい
しばらくコーヒー漬けの日々を過ごしたい

そんな、コーヒーをより深く生活に取り入れたいと望む方のための特別滞在プランをご用意しました。

豆を焼いて、淹れて、飲んで、話して。
また焼いて、飲んで、楽しんで。

一緒にコーヒーを考え、楽しむ日々を過ごしましょう。

 

<FUJI手廻しロースター(1kg)>

 

<小型直火焙煎機グレイダー360>↓詳しくはリンク先をご覧ください。

https://uminomukou.bcart.jp/page/article_grader360

〔 特別滞在プランについて 〕

考琲珈日プランをご利用の滞在者に限り、当店のコーヒー器具(抽出器具から焙煎機まで)をご利用いただけます。

またコーヒー生豆の輸入・卸会社で勤務するスタッフが、生豆の仕入れ・焙煎の仕方・抽出のコツなど、ご質問にお答えします。

〔 条件 〕

・コーヒーが好きであること。

〔 特別滞在費 〕

2週間 : 35,000円
1ヶ月 : 60,000円
(個室 / シャワー、トイレは共用)

〔 お申し込み方法 〕

①平旅籠ひばりホームページの「お問い合わせ」フォーム
または
②ひばりインスタグラムへDMにてお申し込みください。
(お電話でのお申し込みは不可。)

お申し込みの際、下記ご記入の上お送りください。

1.氏名

2.生年月日

3.希望滞在期間(例:3/1~3/14)

4.好きなコーヒーについて(自由にお書きください)

 

以上です。

 

まだみぬ新しい出会いを楽しみに、お申し込みお待ちしております。

 

ひばり店主

< Hiba Re: Start > 宿泊受付再開のお知らせ

 

こんにちは、ひばり店主です。

 

長らく休止しておりましたが2022年1月14(金)より、宿泊受付を再開致します!

冬季(1月・2月)は週末3日間(金・土・日)にて、

宿(ひばり)・本(旅耕社)・コーヒー(Zzz珈煎)の営業を再開します。

宿泊のご予約はホームページ、Airbnb、またはインスタグラムのDMからでも受付けております。

 

 

 

宿泊は昨年1月15日から休止しているので、ピタリ1年ぶり。

 

宿をずっと休んでいたので、今年の漢字はなにかと聞かれると「休」になりそうですが

 

1歳児のめまぐるしい体調変化や、新しいコーヒーの仕事を一日一日乗り切っているうち

いつの間にか1年経ってしまっていた、というのが率直な感想です。

 

休んでいたこの1年間、色々なことがありました。

病気がちな1歳児はこの1年で元気な2歳児になり

無職(のよう)な店主も自営業主兼会社員となりました。

↓会社員のくだりはコチラ↓

https://hibarihostel.com/blog/2021/10/%e6%b5%b7%e3%83%8e%e5%90%91%e3%81%93%e3%81%86%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%92%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%81%94%e7%b4%b9%e4%bb%8b/

 

<生後7ヶ月。コロナ禍につくったオリジナルの「不死鳥ヒバリクスTシャツ」もぶかぶか。>

 

宿を休止することにした理由はいろいろですが、1番は子どもがまだ小さかったこと。

世情がどれだけ危険なことになるかわからず、旅行需要も激減。

「もうこれは子どもと過ごせってことやな〜」

と神様(あまり信じてない)からの無言のメッセージと解釈し、休むことにしました。

 

 

当館の近くには梅小路公園という、電車が30秒に1本くらいのペースで通るトレインスポットがあり

子どもが電車大好きなので、いい天気の朝は毎日のように連れて行ってました。

 

平日の朝9時にベンチに座ってるのはおじいさんばっかりで

あたたかい陽だまりのなか、子どもを膝の上に乗せてベンチで座っていると

なんだか老後を過ごしているような、とても心地いい気分になりました。

 

<緑も多い梅小路公園。>

 

世情は厳しく、宿も閉めなきゃいけなくなって、冷静に考えると最悪な日々なのに

「人生でベスト3に入るくらいええ時間や〜」と毎日思ってました。

 

宿泊業は本格的にコロナ報道がされはじめた2年前の12月くらいから影響を受けているので

まともにお客さんに来てもらえない日々が丸2年も続いています。

 

お店を維持するための借金は過去最高額に達し、間違いなく私の人生で1番のピンチ。

そんな時に朝の陽だまりの中ベンチに座って、子どもとのんびり電車を眺めて

おだやかでない世情の中でも、のほほんと暮らすことができました。

 

 

私はテキトーな人間なのであまり思いつめたりはしませんが

もし子どもがいなかったら、30秒に1本くる電車を違う風に眺めていたかもしれません。

 

まぁいなくても優しい奥さんと安いおつまみと焼酎の炭酸割りでほどよく楽しく過ごせていたかもしれませんが

「人生でベスト3に入るええ時間」は、さすがになかったと思います。

 

 

宿をずっと休んでいたので、今年の漢字はなにかと聞かれると「休」になりそうなのですが

子どもがずっとそばにいたので、なんだか「育」な気もしてきました。

 

育てる側のつもりでしたが、どちらかというと育てられていたのは私の方かもしれません。

そういうわけで、これからのひばりは「育」な空間にしていけたらいいなと思っています。

 

人にモノを教えられるほどかしこい人間ではないので「教育的空間」なんてものではありませんが

 

本を読んでいろんな世界、物語、現実を知って

コーヒーを飲みながらすこしの休息時間をとって

なにかを育て、そして育てられることでいい時間を過ごせる

 

大人とか子どもとか関係なく育てあえる、そんな場所であれたらと思います。

 

しかし繰り返しますが店主はそんな場所をつくれるほどかしこくありませんので、

ひばりもまた誰かに「育てられる」必要があります。

 

そんな空間ええやん、と思ってくださる方がいましたら、ぜひお力をお貸しください。

 

ということでこれからのんびり、ときに大胆にひばりは変わっていくと思いますが

 

2022年の新しいひばりを、どうぞよろしくお願い致します!

 

ひばり 店主

<受付終了>宿直スタッフ募集のお知らせ

 

【 京都で暮らしてみませんか? 】

 

ひばりでは宿直スタッフ(フリーアコモデーション)を募集しております。

京都で暮らしながら旅するもよし、新しい生活をはじめるための準備期間とするもよし。

暮らしに必要なものはほぼ揃っていますので

リュックひとつで、来週からでも京都での暮らしをスタートできます。

 

ご興味のある方は下記の「募集要項」と「ひばりのこと」をお読みの上ご連絡ください。

(連絡先は最後に記載しています。)

 

◆募集要項

<期間>

勤務開始日から約3ヵ月以上。

(3ヵ月以下も相談可。申込み時に前もって希望期間をご記入ください。)

※半年以上可能な方を優先的に採用させていただきます。

 

<業務内容>

・夜間の緊急時の対応(夜9時~朝8時)と連絡。

・週2回の掃除手伝い(チェックアウト後、10時〜12時)。

※日中は基本自由時間です!観光はもちろん通勤・通学も可。

 

<設備・条件>

・宿直業務(フリーアコモデーション)はアルバイトではありません。家賃・光熱費がお手伝いのお給料の代わりとなります。

・小さいですが、個室です(京間2.5畳)。夜はお休みになって大丈夫です。緊急時の対応のみお願いします。

・個室には布団一式、エアコンがついています。

・共有エリアのシャワー、キッチン(自炊可)、冷蔵庫、洗濯機、Wifiは無料で利用可。

・週2日程度、お掃除業務をお願いします。

・外泊も相談可(月2、3日程度)。

 

 

◇ひばりのこと

「 平旅籠ひばり HibariHostel 」は本屋とコーヒー豆焙煎所を併設している、古い京町家をリノベーションした小さなホステルです。

上の画像にある「本」にみえるロゴは、実は「平」の旧字体(金文)。

平旅籠(ひらはたご)は「江戸時代の素泊まり宿」のことですが、

「地面と平行になって、新たな地平へ」

(つまりはゴロゴロしながらおもしろそうな場所へ)

という店主の思いをあらわしています。

ひばり(雲雀)は町名の「朱雀」と「酉年」に開業にあやかりました。

 

■本屋「旅耕社(リョコウシャ)」

「旅し耕し、新しい世界への扉を。」をコンセプトに選書している店主の個人書店です。

 

□コーヒー焙煎所「Zzz珈煎(ズズズコーセン)」

「眠りにまつわるコーヒー」をコンセプトに焙煎している、店主の個人焙煎所です。店主は現在コーヒー生豆卸会社「海ノ向こうコーヒー(株式会社坂ノ途中)」にも所属しています。

 

 

またひばりでは「京都のローカルカルチャー」を発信できる場所となるべく、京都在住の作家・イラストレーター・デザイナーの方々の作品やオリジナルグッズを置いています。

 

<オリジナルスウェットシャツ「BOOK TO THE FUTURE 」 >

by 伊達努氏(イラストレーター)

 

<文様のカーテン>

by 風子氏(刺繍作家)

 

 

以上、簡単ですがひばりのご紹介でした。

 

本や珈琲、またものづくりやデザインが好きな方は、より楽しんで暮らしていただけると思います。

なにか他に気になることなどありましたら、お気軽にご連絡ください。

 

ご応募は下記の「問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

https://hibarihostel.com/contact/

 

<応募要項>

ご応募の際、下記についてご記入の上お送りください。

1.氏名

2.生年月日

3.出身地(都道府県)

4.経歴(簡単なもので結構です)

5.応募理由

6.  ご希望の勤務期間

 

※ご注意

・こちらからのご返事が迷惑メールフォルダに入ってしまうことがございます。

24時間経ってもご返事が確認できない場合、迷惑メールフォルダのご確認をお願い致します。

・お電話での問い合わせは現在受け付けておりません。

・募集は決まり次第終了させていただきます。

 

 

その他ご質問などありましたら、お問い合わせ時にお気軽にご連絡ください。

それでは、ご応募お待ちしております!

 

 

平旅籠ひばり Hibarihostel

店主 鎌塚

海ノ向こうコーヒーのご紹介

 

こんにちは、ひばり店主です。

 

相変わらず宿は休止中ですが、ひとつうれしいことがありご報告させていただきます。

春から本格的にコーヒーの仕事をはじめたことは以前書きましたが、

これと並行して、コーヒー豆の卸会社で働きはじめました。

 

「海ノ向こうコーヒー」という、京都にある会社です。

<海ノ向こうコーヒー ホームページはこちら>

https://uminomukou.com/

 

「海ノ向こうコーヒー」はアジアを中心に世界中のコーヒー生豆を仕入れており、

現在約100種類ほど取り扱っています。

 

ここは実は、ひばりをやるときにベンチマーク(指標)のひとつとして参考にさせていただいた、

開業前から私がとても強い影響を受けていた会社です。

 

「株式会社坂ノ途中」、といえば京都では有名なお野菜を扱っている野菜提案企業なのですが、

その坂ノ途中の海外部門が「海ノ向こうコーヒー」です。

(なので正確にいうと「坂ノ途中」という会社の中にある、「海ノ向こうコーヒー」です。)

 

坂ノ途中は”100年先も続く、農業を。”という思いを掲げ、

国内では野菜、海外ではコーヒーを通じて、ビジネスという手段で持続可能な社会の実現を目指している会社です。

 

2017年にひばりをはじめるときには坂ノ途中のホームページを何度もみて、

理念や会社としてのあり方にとても共感していました。

 

ひばりは私個人の小さな宿ですが、すこしでも社会にとっていい影響のある仕事にしたいという思いもあり、

一歩も二歩も進んだ考え方をされていた坂ノ途中を勝手に参考にさせていただいてたのです。

 

<坂ノ途中ホームページはこちら>

https://www.on-the-slope.com/

(お野菜が超おいしいです。野菜の定期購入もぜひおすすめです!)

<ビジョン・コンセプト>

https://www.on-the-slope.com/vision/

 

海ノ向こうコーヒーはちょうどその頃にはじまったと思いますが、まさかそこで働くことになるとは。

人生わからないものですね。

 

コーヒーのおいしさ・品質の高さを「カップ・オブ・クオリティ」と言いますが、

海ノ向こうコーヒーでは味・質の高さに加え、

「産地の生活向上」や「自然環境への影響」などを含めたより厳しい「トータル・クオリティ」

コーヒー豆の質を判断し、セレクトしています。

 

その考え方に共感し、最初はただの小客として「海ノ向こうコーヒー」の生豆を仕入れていただけでしたが、

ありがたいことに「一緒に働かないか」とお声がけいただき、お世話になることになりました。

 

前に書いたかと思いますが、宿をはじめる原点となるきっかけは学生の時分、

長年憧れていたアラスカの原野の中にある「キャンプデナリ」というロッジで働いたことでした。

私にアメリカ国籍があったら、たぶん今でも働いていたと思うくらい素晴らしい場所です。

ここでの日々が忘れられず宿をやりたいと思い、いまもその思いを持ち続けています。

 

長年憧れている場所なんてそうそうありませんが

「坂ノ途中」の「海ノ向こうコーヒー」は私にとって、そんな場所です。

 

やりたい宿をやりたいようにできないのは悔しいですし、代わりになるものなんてありませんが

 

やりたいコーヒーをやることができ

 

働きたい場所で学びながら働くことができる

 

こんなにうれしいことはありません。

 

なのでしばらくは、海ノ向こうコーヒーで仕事をしながら

コーヒーの仕事に活かせるよう働いていきます。

(もちろん、宿も機をみて再開します!ヘルパー募集しなければ。苦笑)

 

 

 

慌ただしく変化する日々ですが、いい変化であれるようがんばって参りますので

 

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ひばり 店主

4周年とミミズホステル

こんにちは、ひばり店主です。

 

本日2021年8月1日、ひばりは4周年を迎えました。

 

この一年は宿屋としてほとんど何もできなかったことに忸怩たる思いはありますが、たくさんの方々に支えられ、このような状況下でも宿として存在できていることをうれしく思います。

あらためて、御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

 

2019年10月に子どもが生まれ、あと二ヶ月で2歳になります。

 

宿屋としてできなかったことの多さを悔むより

無事に子どもと暮らしていられる日々の喜びの方がはるかに大きく

 

これではどちらが育てられているのかわからないな、と思うほど助けられています。

 

大きな声で返事をできるようになった息子にも、大きな声でありがとう!と言いたいです。

 

 

 

ただ世の中の状況は依然として厳しく、好転する見込みもいまだ感じられません。

 

「強い者が生き残るのでも、賢い者が生き延びるのでもない、唯一生き残るのは変化できる者である」というダーウィンの有名な言葉を、この一年度々思い返しました。

 

コロナとホステル(ゲストハウス)は相性最悪で、この業種のよい点は完膚なきまでにつぶされてしまっています。

 

支援も少なく、最も多い金額を出してくれる補助金は「他業種に転換することが条件」だったりします。

それくらい誰がみても相性が悪すぎる、むずかしいと思われています。

生き残るには変化するしかないのかもしれません。

 

ただ変化するにしてもしないにしても、まだ少し時間が必要です。

生物が短期間で急激な変化をしたら身体が耐えられず死んでしまうように、お店も急な変化は逆効果だと感じています。

 

 

ちょっと話しがそれますが、先ほど書いた「進化論」で有名なダーウィンの最後の著作は、「ミミズと土」というものでした。

 

ダーウィンは耕作できなくなって放棄された土地で、ミミズが上層の土と下層の土を入れ替えたり岩を体内で細かくして体外に出したりして土壌をつくっていることに気づき、晩年をその研究に費やしました。

 

進化論に比べると小さく地味な研究ですが、私にはとても心に残り、重要なことを示唆しているように感じました。

 

荒れた土地を耕すように、少しずつインプットとアウトプットを繰り返し

古い地層の上に新しい土壌をつくる。

 

そんな風に変化していくことが必要なのかな、と感じています。

 

 

 

5周年のとき、ひばりはどんなカタチに変わっているんでしょう。

 

地下を掘って地下室のような客室をつくって

 

「ヒバリホステル」から「ミミズホステル」になっているかもしれません。

 

 

夢の中にダーウィンが出てきて「きみ、そういうことじゃないんだケド」と突っ込まれているかもしれません。

 

罰として短期間ミミズに転生され、そんな経験から「宿屋の主人がミミズに転生した件について」という同人誌のようなマンガで生計を立てているかもしれません。

 

それはそれでおもしろくていいかもしれませんね。(よくないか?)

 

まぁそんな感じで引き続きまったく先のことはわかりませんが、より豊かで実りある土壌のような場所であれるよう、地道にやっていきたいと思っています。

 

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

ひばり店主

 

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