「スウィングする鳥たち展」のお知らせ

 

こんにちは、店主の鎌塚です。

今日はひばり初の「絵画展」の開催をお知らせします!

 

タイトルは「スウィングする鳥たち展」

店主がファンである京都の「NPO法人スウィング」さんの芸術創作活動、「オレたちひょうげん族」から生まれた作品の中から、ひばりらしく「鳥」を描いた作品を展示いたします。

 

Jazz(ジャズ)ではノリのいい演奏を「スウィングする」なんていう風にいいます。

「もっとスウィングしろよ!」と言ったり「スイングがなければ意味はない。」という言葉もあったりしますが

 

NPO法人スウィングさんは「特定非営利活動組織」なんていう堅苦しいひびきをまったく感じさせない、まるで中庭でのんびり心地いい音楽を流しながら、ご機嫌にゆらゆら揺れて文字通り”スウィング”しているような、そんな印象のある団体です。

(実際スウィングさんの事務所にはめっちゃ素敵でいい感じの中庭があります。)

 

<絵の作者の「アッキー」さんと「XL(エックスエル)」さんが直々に作品をもってきてくれました。搬入は車と聞いてましたが、なんとぜんぶ人力で運んでこられました。笑 遠いところ、ホンマすんません。。。>

 

「オレたちひょうげん族」も、「ただ描きたい!」「このオモロイもんみんなにみてほしいなぁ」という意味があるようでないような、はっきり言って「ノリ」で書かれている作品ばかり。それゆえに、どの作品もくすっと笑えてくるような、なんだか見ていてとても和んでくるような、そんな「見ごこち」のよさを感じさせてくれます

 

今回展示される作品の「鳥」たちも、ほげーっとした表情してたり、知らんうちに額から勝手に抜け出て市場のリンゴでもかじってそうな、まさにご機嫌に”スウィング”している子たちばかり。

 

<作品の一部をご紹介。「田植えを見ているヨークシャー」。足が止まり木にかかってません。どうやって止まってんの?浮いてんの?田植えに気ぃとられすぎてますやん。>

 

そんな見ごこちのいい「作品性」と、独特の色彩感覚からくるアートとしての「美しさ」にとても魅力を感じ、この度ひばりでの展示をお願いしました。

冬のさむ~い時期から着々と準備をすすめていたので、今日発信できることをとても感慨深く感じております。

 

開催期間は来週4月14日(土)~4月22日(日)!時間は朝10時~12時まで、と16時~19時までの二部制!

(ひばりは宿なので、昼は館内清掃と買い出し等でクローズさせていただきます。)

※常設展示のため、ご宿泊の方はいつでもご自由に、また開催期間後も引き続きご鑑賞いただけます。

 

<展示場所の確認風景。トイレにもええな~とか色々言うてました。ひばりは設計時、1階トイレの内装にめっちゃごだわりました。一番こだわったかもしんない。>

 

そしてなんと偶然!来週4月14日から約1か月間、京都国際写真展 KYOTOGRAFIE(キョウトグラフィー)がはじまります!

今年はメイン会場のひとつ「中央市場場外施設とその近隣エリア」で、ひばりからなんと徒歩1分!路上の壁にもアート作品が飾られるようで、期間中はご近所がアート一色になりそうです。なんていう偶然なんだー!(棒読み)

ということで、日中はキョウトグラフィーの国際的な作品群をご堪能いただき、その前後で「スウィングする鳥たち展」もあわせてお楽しみいただけたらと思います。

 

期間中は気が向いたら(というか体力が残ってたら)珈琲屋のふりしたり、また本屋のふりもしたいと思います。

スウィングさんのスペシャルなグッズの販売もしてます!

また、絵画作品もお買い上げいただけます!

(引き渡しは後日です。)

 

ご機嫌なスウィング・ジャズ流しながら、お待ちしております。

 

ではでは、どうぞお楽しみにー!!

 

 

<アッキーさん、XLさん、そして搬入・展示作業をお手伝いいただいた亀井さん、ありがとうございました!来週からどうぞよろしくお願いします!>

 

 

【NPO法人スウィングとは?】
「福祉」ってなんやねん? 「アート」ってなんやねん??  人が「生きること」とか「働くこと」ってなんやねん??? 既成の概念に疑問符を投げかけながら、スウィングはなんだか狭~い「障害福祉」の殻をやぶり、障害のあるなしを超えた「一市民」として、世の中が今よりほんのちょっとでも楽しいコトになればいいな…と願う「NPO」として、様々な活動を展開・発信しています。我ら一市民、我らNPO、我らスウィング!

主催・企画:NPO法人スウィング
京都府京都市北区上賀茂南大路町19番地
Tel:075-712-7930
Mail:swing.npo@gaia.eonet.ne.jp
Web:http://www.swing-npo.com/

 

「梟文庫」さんのご紹介

先日の町家の日ブックイベントから、はや2週間。すっかり春めいてきましたね。

<ブックイベントの様子。一枚もないと思ってましたが、撮ってくれてた方がいました!>

 

 

ふつうは共同でイベントを行っていただく方のご紹介なんていうものは「イベントの前」にやらなければならないものですが

やはりイベント初心者。てんでなってない。どうぞおゆるしください。

しかしこんなあったかくて天気のいい日には、こんどは青空の下でレモンシュカッシュだのサングリアだの飲みながら、またブックイベントしたいなぁなんて思ってしまいます。

またぜひ第2弾をやりたいと思っていますので、つまりはその日のためにということで、どうぞおゆるしください。

あらためまして、「梟文庫」さんをご紹介します!

 

 

梟文庫さんは京都の上賀茂という北のエリアにある、小さな私設図書館です。

 

私がはじめて訪れたのは、ある晴れた冬の日の午後3時ごろ。

賀茂川に沿って北山通りをほんの少し上がり、右に曲がって住宅街のなかへ。入ってすぐの住宅街の入口付近にたつ、すこし古いマンションの一室。そこに「梟文庫」はありました。

キッチンとトイレ、そして二部屋の和室。部屋はどちらもあかるい西陽に照らされ、冬だというのにとてもあたたかかった。

いや、それ以上に、あたたかい雰囲気というものがありました。

 

こたつ、りんご箱、木の床、壁に張られた子どもたちの絵、手作りのフリーペーパー、大きなホワイトボード。

あたたかな陽に照らされたそれらは、それ自体がぬくもりの発生源であるように輝いていました。

(こたつはまさしく発生源か)

<ブックイベント時の「りんご箱」は梟文庫さんからお借りしました。>

 

「梟文庫」は世話人の西尾美里さんとそのご家族が中心となって運営されています。

看護師のご経験から「生活とケア」というテーマで選書された本棚を眺めながら、やわらかい陽が差し込むあたたかな部屋に座っているうち、私はこの場所をすっかり気に入ってしまいました。

ずっといていいんだよ。と言われてるような言葉を感じさせる雰囲気に、気づけば昼寝をしてしまいそうなほど。(いや、もちろんしませんでしたが!)

 

お茶をいただきながらお話しを聞いていたところ、学校帰りの子どもたちがやってきました。

「今日は近隣のマップを子どもたちとみんなでつくる日なんです。」と世話人の西尾さん。

 

このように梟文庫さんでは「図書館」という場所で、様々なワークショップを行っています。

<味噌づくり!>

<羊の毛で手紡ぎ!>

<鴨川で鳥の巣探し~からの、なんとダチョウの卵の目玉焼き!でかい!>

 

<ときには手作り市でクラフトマルシェも。>

 

 

マップづくりの様子をみていて、梟文庫さんのもつ「あたたかな」雰囲気はこうやってできてきたのかな、と感じました。

 

私がはじめて「梟文庫」さんという場所があることを知ったとき、本が好きな私は「私設図書館」という響きだけで十分そそられるものがありました。

しかし、強く興味をひかれたのは「教養と看護」というウェブマガジンに掲載されたインタビュー記事を読んだときです。

日本看護協会出版会といういかにも「ザ・医療!ザ・看護!」といった会が発行しているウェブマガジンに、どうして図書館が?

と思いましたが、この「梟文庫という居場所」というインタビュー記事に、梟文庫さんの魅力がとても読みやすく、丁寧に書かれていました。正直この記事を読んだあとでは、梟文庫さんについて書けることなどなにもなくなってしまうな、と困ってしまうほど。ぜひぜひ、ご一読ください!

 

そして実際に梟文庫さんを訪れて感じた「あたたかみのある空間」はとても居心地がよく、ひばりにお泊りいただくお客さんにも、こんな気持ちになってもらえるような空間をつくりたい。

そんな思いから、ブックイベントの声をかけさせていただきました。

 

今回のイベントは初めてのことで不器用な点がたくさんあったかと思いますが、梟文庫さんのおかげで小さくもあたたかみのある空間づくりに一歩近づけたかな?と感じております。

梟文庫さん、あらためまして、ありがとうございました!

 

ひばりのある下京区と梟文庫さんのある上賀茂は「上」と「下」で文字通りちょっと距離がありますが、のどかで落ち着いていてとても素敵な場所です。

図書館の開放日や毎月のワークショップ情報は、ホームページやFacebookで発信されています。

ご興味のある方は、ぜひ一度梟文庫さんを訪れてみてくださいね!

 

「梟文庫」ホームページはこちら

 

毎日がスペシャル、町家の日!

 

誰もがみんなちょっとずつ年をとっていくから

何でもない一日が実はすごく大切さ

今日が誕生日じゃなくっても、記念日じゃなくっても

給料日じゃなくってもね

So 毎日がスペシャル~ 毎日がスペシャル~ エブリデイ イズ スペシャル デ~イ!

 

3月8日はMarch (マーチ)8(や)で、町家の日!ということで町家をたいせつに思う人たちが集って、京都中のいろんなところでイベントが開催されました「町家ウィーク」、本日終了いたしました。

 

イベントというものを行うのが初めてな店主は終始おろおろしながら、宿をうろうろしながら、本を読んでごろごろしながら慌ただしく過ごしておりました。

 

上賀茂の素敵な私設図書館・「梟文庫」さんと一緒にやらせていただきましたブックイベント

「”ピーチクパーチク” 雲雀&梟文庫 春のホン祭り!」はご近所の方から京都の山奥(←失礼)まで色んなところから色んな方がきてくださいました。

 

 

本を読んでる人をみると自分も本を読みたくなってしまう、そして誰もいないときは珈琲をしばきながらひっそり読書の時間を堪能してしまう、という特異体質である店主は、結局だれがきてもこなくても本を読んでしまうのでイベント中来てくれた方々の写真がほとんどありません。

本読んでるときにカシャカシャ撮られるのもイヤですよね。うんそうそう、わかるわかる。わたしはわるくない。

<自我が芽生えてない赤ちゃんは気にしない!ということでパチリ。物心つくまえにネットに素顔をさらされるなんて、恐ろしい時代になったものです。>

 

<片付けしてる中、しつこく読む人たち。あとちょっとだけやで!大人はこれしか撮ってない。。>

 

とにかくおよそブックイベントの主催者に向いていないということが白日の下にさらされた4日間でしたが、本当に楽しかったです。

楽しすぎて4日で5冊も読んでしまいました。(確定申告っていつまでだっけ?)

 

そして本日は「バリアを超える旅」もとい「バリアを”ポジティブ”に超える旅」のトークイベント!

 

学園祭、いや学芸会レベルのイベント能力しかもたない店主がせっせと用意したスクリーン(シーツを垂らしただけ)、参加者は椅子が足りないからベッドで、と来られた方は「なんだこれ?」と驚かれたと思います。

人とは不思議なもので、「これがふつうですけど」という顔でしれっと案内されると、フツウにベッドにちょこんと座れるのです。

ほら、みなさんいい感じにリラックス。

 

今回トークイベントで登壇いただきました木戸俊介さんは、昨日は軽井沢にいて明日は白馬に行かなきゃいけないのに、わざわざこのためだけに京都へ、ひばりへ来てくれました。

ポジティブモンスターの異名をもつ木戸さんは行動力もモンスター。このあと神戸の自宅に戻ってから車で白馬に行かれるそうです。ありえへん。。

自身の車いす生活における赤裸々な悩み、事情などプライベートなことから、前向きに生きていくことがいかに大切か、社会のそこかしこにあるバリアをどう越えていくか(どう楽しんじゃうか!)、そして旅によって出会えた素晴らしい人たちの縁、そのつながりから続いているこれからの展望など、盛りだくさんのトークで参加者の心をグッとつかまれていました。そして私もつかまれました。

 

「運がいいとかわるいとかそんなのはなくて、全部気のもちよう。毎日がスペシャル~って唄あるけど、ホンマそう。そんな風に思わせてくれる人たちは、みんな旅をしたり、してくれなければ出会えへんかった。」

 

その言葉が心に残りました。

 

盛り上がったトークイベント後は、「旬の甘夏みかんのフレッシュジュース」を飲みながらの座談会へ突入!

イベント会場が「手づくり感」しかないのにジュースが既製品じゃ白けるにも程がある!

ない知恵をしぼった店主が必至でみかんをしぼりました。

 

じぶんががんばった証拠写真だけはきっちり撮ってるんだよなぁ。ほんと不思議。

 

 

 

終始アットホームな雰囲気だった座談会は終了予定時刻を1時間近くオーバーし、「もう解散!」というまで続きました。暗に「もう帰れ!」と言われながらも笑顔でお帰りいただけました参加者のみなさま、本当に失礼しました&ありがとうございました。

 

来年も「町家の日」イベント、ぜひやりたいと思います。

ただ大事なのは、今日この日、この週だけ盛り上がるのではなく、「町家」への思いを継続すること。

町家だったからこそ、はじめましての参加者さん同士が集まっても、リラックスできるいい空間がつくれたのだと思います。

 

やっぱり町家っていいね。いつか町家に住めたらいいね。これからも町家に住みたいね。

そう思ってくれた方が、ひとりでも多くいてくださったらいいな。

町家はどこでもアットホーム。町家は毎日がスペシャル。

 

誰もがみんなちょっとずつ年をとっていくから (町家も一緒に年をとっていくから)

何でもない一日が実はすごく大切さ

今日が誕生日じゃなくっても、記念日じゃなくっても

給料日じゃなくってもね

So 町家はスペシャル~ 毎日がスペシャル~ マチヤデイ イズ スペシャル デ~イ!

 

そんな唄を口ずさみながら、これからも日々、町家をたいせつにしていこう。

 

梟文庫さん、木戸俊介さん、ブックイベント&トークイベントに参加してくださったみなさま、そしてイベントを主催いただきました町家の日普及実行委員会のみなさま

 

本当にありがとうございました!

 

平旅籠ひばり Hibarihostel

店主 鎌塚 慶一郎

 

祝!新年のご挨拶&雑誌掲載のお知らせ

 

明けましておめでとうございます!

 

ひばりをはじめて最初の新年を迎えました。

 

年始は市場がお休みということもあって、ひばりの近辺は「本当に今日が正月?」というくらい静かで、明けました感があまり感じられなかったのですが

 

お客さんと一緒にお雑煮を食べながらのんびり話して、静かにほっこり過ごすお正月は、なんだかいいなぁと思いました。

 

<お野菜は、ご近所の八百屋「西喜商店」さんに選んでいただきました。京都のお雑煮といえば、えび芋、金時人参、祝大根。>

 

 

<お味噌は「石野の白味噌」。懐石料理に使われる、ほんのり甘いお味噌です。>

 

 

<じゃん!と言いたいところですが、ちゃんとした完成バージョンをうっかり撮り忘れるという失態。気が付いたときにはみなさまのお腹のなかでした。もはや「つくったよ」という証拠写真でしかありません。ちーん。。>

 

 

また、おめでたい時にありがたいことに

 

年始早々、はじめて雑誌に載せていただきました!

 

<オズマガジンの「ひとりさんぽ01 京都」>

 

 

 

 

ご覧の通り小さくちょこんと載っているだけですが、京都の素敵なお店がたくさんご紹介されているなか、ひばりも載せていただけたことをとても嬉しく思います。 

なかよくさせていただいている、ご近所の素敵なバーガーカフェ「バーレスク」さんのとなりというのもうれしい!

 

京都の純喫茶から新進気鋭のおしゃれなカフェ、かわいい雑貨屋さんから骨董屋さんまで京都の良店がたくさん掲載されていて、この本一冊で京都の旅が楽しめます。コンパクトなサイズで荷物にならないところもうれしいですね。

冬の京都はふだん混み合う店でもゆっくりみれるので、お店巡りにもぴったりの時期です。

 

この誌面に恥ずかしくないよう、もっとがんばろう!と気が引き締まる一年の幕開けとなりました。

 

今年も旅行者のみなさまにとって、よい1年でありますように。

 

本年もどうぞよろしくお願い致します!

年末のご挨拶

 

 

こんばんは、店主の鎌塚です。

 

はやいことでもうすっかり、年の瀬になってしまいました。

 

ちょうど1年前くらいからひばりの設計に取り掛かり、改修をスタートしたのが2月。

設計含め7ヵ月間も改修に取り組んでいたので、2017年は本当にあっという間でした。

 

酉年がもう終わってしまうのが、ひばりとしては少しさみしく思います。

 

今年8月にオープンし、早5ヵ月。

 

これまで、総勢360名のお客様にお泊りいただきました。

 

まだお尻に殻をひっつけたままのような、未熟で至らないことの多い宿だったかと思います。

そんな中お泊りいただきましたお客様みなさまへ、あらためて御礼申し上げます。

ご不便をおかけしましたお客様には、かさねてお詫び申し上げます。

 

ひばりに泊まってよかったと言ってくださり、笑顔で旅立っていかれるお客様を見送るたび、心からやってよかったと思えた5ヵ月でした。

 

外国から車いすでお越しになったお客様にもお泊りいただき

 

「だれでも、どこでも、いつまでも旅をし、豊かな人生を」

 

という思いではじめた私たちにとって、ひとつの目標を達成できたように思えました。

 

 

 

本年お泊りいただきましたお客様、ならびにひばりに関わり、支えてくださった皆様方、本当にありがとうございました。

 

来年はより一層たくさんの方のお役に立てる宿であるべく、楽しいこと、おもしろいこと、旅を通して人生が豊かになっていくということを感じていただけるような企画を、どんどんはじめていきたいと思います。

 

来年もどうぞ、よろしくお願い致します!

 

それではみなさま、よいお年を。

 

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