こんにちは、店主の鎌塚です。
もうすぐクリスマスですね。
今日、ひばりに一足はやいクリスマスプレゼントがやってきました。
それがこちら!
「あきらめないひとの車いす」、COGY(コギー)です。
シンプルでかっこいいデザインに、イタリア車を彷彿させるような鮮やかな赤のカラーリング。
「あなたが乗る車いすが、あなたの足を動かすきっかけにならないか。」
COGYはそんな思いから生まれた、ペダル付きの車いすです。
車いすは足が動かないひとのためのものなのに、ペダル??と思いますよね。
私もはじめて知ったときは、原理がよくわかりませんでした。
先日のブログで東京へ行ったというお話しをしましたが、その際に渋谷ヒカリエで行われていたイベントにCOGY(コギー)さんが出展されていました。
そのイベント時に試乗体験させていただき、そのときのご縁で期間限定ではありますが、ご厚意でひばりに置かせていただくことになりました。
<COGYはレッドとイエローの二色あります。体験試乗させていただいたのはイエロー。>
<体験の様子。ちょっと写真がブレるほど、スピードがでます。>
試乗体験時にご説明いただいた、COGY(コギー)が動く原理は超シンプル。
一言でいうと、「体の反射的な指令を利用してペダルを漕ぐ」というものです。
ホームページに詳しい説明があるので、引用します。
通常、人が歩行するときは、
脳からの信号が脊髄を介し足を動かしています。
しかし、足が不自由な方は、脳からの指令がうまく足に伝わりません。
COGYに乗った方の足が動くのは、脳からの指令ではなく、
右足を動かしたあとは左足という反射的な指令が、
脊髄の「原始的歩行中枢」からでていると考えられます。
つまり、片方の足がわずかでも動けば、反射的な指令によって、
もう片方の麻痺していた足が動くというわけです。
感覚神経の情報が、脳や脊髄の中枢神経回路網をうまく調整してくれる。
これを私たちはニューロモジュレーションと呼んでいます。
足を自由に動かせなくなった人の足を、動かすことができる。
これだけで、高いリハビリ効果を得られるように思います。
最初はリハビリ目的で開発されたCOGYですが、手を使うより楽に移動できるため、行動範囲を広げるために利用される方が増えているそうです。
<3つの車輪の間に、2つの補助足。この子たちのおかげで転倒の心配がありません>
そして個人的にとてもいいな、と思ったのが、「歩けない人にみえにくい」という点でした。
だって、足がくるくる動いてるんです。
一見、車いすっぽい乗り物に乗って遊んでるようにみえます。
人目なんか気にする必要はありませんが、旅行中は人も多いしどうしても気になるときはあると思います。
心の面でも助けになってくれそうな車いす、というのは、まだまだ寛容さの足りない日本社会にこそ必要とされているのではないでしょうか。
ひばりでのCOGY(コギー)の体験試乗期間は、「12/16~年始1/3頃まで」。
ご宿泊の方だけではなく、どなたでも体験可能です。泊まれないけど乗ってみたい、という方も大歓迎です。
ご希望の方はお電話かメールでご連絡ください。
短い期間ではございますが、多くの方にご利用いただければ幸いです。
それでは、お待ちしております!
<COGY公式ホームページはこちら>