「スタンフォード大学生 京都留学支援」及び「秋のバリアフリー対応ルーム満室」のお知らせ *English follows Japanese

 

お客様各位

日ごろよりひばりをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

この度、ひばりは「スタンフォード大学生の京都留学支援」に協力し、下記の期間ご滞在いただくことが決定致しました。

<期間>
2018年9月28日~2019年12月16日

<お部屋>
庭付きスーペリアルーム(バリアフリー対応)

上記の期間、バリアフリー対応のお部屋「庭付きスーペリアルーム」はご予約を承れません

紅葉の時期のご旅行を楽しみにされていたお客様、
特にバリアフリー設備が必要なお客様へ、この度の決定にてご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。

決定の理由について、下記のリンク先にて詳しくご説明させていただきます。

<スタンフォード大学生 京都留学支援についてのご説明>

 

ひばりの考え方と思い、そしてバリアフリー設備が必要な方の選択肢の少なさについて、あらためて意見を述べさせていただきました。ご高覧いただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。

平旅籠ひばり Hibarihostel
店主 鎌塚 慶一郎 

 

【Notice of Superior room ( accessible room) is full in Autumn season】

Dear Guests

We always thank you very much for your stay in hibarihostel.
In this autumn , we have decided to cooperate for study abroad program by Stanford University student.
During the following periods , the student will stay in Superior room ( accessible room) for study in Kyoto.

<The periods for study abroad program >
*** 28th Sep. 2018~16th Dec. 2019 ***

During this time, we will not be able to reserve at Superior room ( accessible room ) .

We apologize in advance for any inconvenience.

We try to increasing more accessible room and place in Kyoto , and in Japan !

Thank you for your understanding.

Hibarihostel

Keiichiro Kamatsuka

梅雨は梅酒!

こんばんは、店主の鎌塚です。

 

今年は絶対やろう!と思っていた「梅酒づくり」に挑戦しました~

 

 

梅雨は梅酒!

梅の時期に雨降るから「梅雨」って書くんか?と思いがちですが実はちがって、

ホンマは黴(かび)の生えやすい時期の雨で「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたそうです。

しかし!

「黴(かび)って超イメージわるくない?」

ってだれかが言い出して、うんうんわるいわるい、辛気臭いし、臭いもくさいし、やめとこやめとこ。

ねぇねぇみてみて、梅も「ばい」って読むらしいよ。ええやんええやん、語感似てるし、梅ってかわいくない?かわいいかわいい!ええやんええやん!黴(かび)より断然おしゃれ!梅にしとこ!

 

という女子高生的思考から「梅雨」という表記になったそうです。

「いやいや!黴雨(ばいう)は黴雨(ばいう)やけん!!」と伝統を重んじる世代の人たちもいたんだろうなぁと思いますが、今も昔も女子高生は無敵だったんですね。かわいいは正義。

「黴雨」は「梅雨」。「了解しました」は「りょ」または「り」。いつの時代も短くてかわいいショートカット文字が好まれたんですね~

ということで現代では「梅雨」となりました。

 

 

そんな無駄な解説をしている間も手は動かしてましたよ!

まずは梅を1kg用意!

そして水に漬けて「アク抜き」!エグ味をとります。

青くて固い梅は2~4時間ほど漬けるのがいいそうですが、まぁたぶんそんなに固くないし、2~4時間も話しするネタもないし、1時間!いや30分?待ってる間の時の流れって遅いですよね。体感で1時間くらい漬けました。

 

 

そして!梅酒づくりにはかかせない!ほじほじターイム!

竹串でヘタをほじってとります。

絶対に鼻はほじらないでください。死にます。

 

無心でほじる人たち

 

 

これもエグ美がでないようにするための工程。ヘタをとらないとエグ美がでてくるそうです。エグ美ってだれ?

 

 

ヘタを全部とったら、水気をとります。もう色んなものをとるんです。ミニマリズム。シンプルイズベスト。

 

 

そしてここで「氷砂糖」を用意!

200gがいいとか600gがいいとか500~800gとかネットの連中は好き勝手なことばっかり書いててよくわからん!650g入れました。理由は店主の勘です。

梅を瓶の底に敷き、氷砂糖を入れ、また梅を入れ、氷砂糖、と交互に入れていきます。

 

 

ドバドバドバドバ!ホワイトリカー(1.8ℓ)を注ぎます。

珈琲を淹れるように丁寧に・・・入れる必要はまったくないそうです。

 

 

できました!完成ー!はやい!

では早速味見をば、、、

え、全然味がしない。無味無臭!ホワイトリカーって無味無臭!言いにくいな無味無臭!

えーと、なになに?な、なんと!なんてこった!半年も待たないといけないそうです!

現代っこに半年も待てなんて無理やで~。Amazonで買ったほうが早いやん。

なんて元も子もないこと言うひとは、Booking.comでビジネスホテルをさくっと予約、コンビニでチョーヤ梅酒を買って飲みましょう。

 

めんどくさい手間をかけて、まだかな~言いながら大事に待って、どんな味がするのかな?!と楽しみに思う。

そんな時間を楽しめる方に、ぜひ飲んでいただきたいなと思います。

 

ということで半年後にお泊りのラッキーなお客さんは、「自家製ひばり梅酒(第一号)」が飲めるかも!

 

楽しみにしていてくださいね~!

 

ひばりのお休み期間のご案内【Notice of Holidays】

【ひばりのお休み期間のご案内】
2018年6月14日より6月28日までひばりは臨時休業をいたします。
この期間中のお問い合わせ、またご予約頂いたお客様へのご返事は6月29日以降に、順次お送りさせていただきます。ご不便をおかけし、申し訳ございません。
今後ともご愛顧を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
店主 鎌塚 慶一郎
【Notice of Holidays】
Hibarihostel is closed during the following periods.
*** 14th Jun. 2018~28th Jun. 2018 ***
During this time, we will not be able to answer any email reservations and requests.
We will start answering emails from 29th Jun. 2018.
There could be some delay in responding to requests though.
We apologize in advance for any inconvenience this may cause and thank you for understanding.
Hibarihostel
Kei

百年の旅を支える。

先日、フランスからお越しの車いすの方にお泊りいただきました。

 

<フランスはマルセイユからお越しのマダムたち。>

 

これまでひばりにお泊りいただいたお客さんの中で最長の、10泊!

彼女は片足が動きませんが、車いすということを感じさせないほどお元気。

 

部屋からは毎晩、壁を突き抜けて「イヒヒヒヒヒ!!」という魔女のような笑い声が聞こえてきていました。

「ギオン!イ~ナリ!イヒヒヒヒヒ!」

 

毎晩ふたりでなに話してるの?

「明日の旅程よぉ!話してるうちにワクワクしてくるのよ!イヒヒヒヒヒ!」

 

<お泊りいただいた庭付きスーペリアルーム。基本、ベッドはこのセッティングですが、>

 

<ベッドの向きこっちにできる?とご要望があり、くるっと移動。電動ベッドは重たいですが、しっかりしたキャスターがついてるので楽に変えられます。>

 

<「マットレスももうちょっと厚めだとありがたいのよぉ。足がフレームにあたっちゃって、あざできちゃう。」とのことで、厚いマットレスも追加。スイッチひとつで上下に動かせるので、ベッドが高くなっても簡単に移乗できます。>

 

<「この高さがぴったりだわぁ!」とのことで、急きょ椅子をテーブルに。家具がありすぎても邪魔になるので、なにをどこにどれだけ置くか、というのは常に考えています。お客さんの生活スタイルによって足したり減らしたりできるように、「軽い・小さい・そしてタフ(丈夫)」が家具選びのポイント。>

 

今回はご友人とふたり旅。

大学時代からのご友人とのこと。

「大学っていつよ?!30年前??40年前?!ヤバイわねぇ!孫はもう15歳よ!イヒヒヒヒヒヒ!!」

 

 

毎晩ごはんを食べながら今日行ったところについて話したり、故郷のマルセイユのことを聞いたり、店主も楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

彼女は基本車いすですが、松葉杖を使えばすこしだけ歩くことができます。

そして自分で車も運転でき、関西空港でレンタカーを借り、旅行中は毎日自分で車を運転してでかけていました。

ご友人の方は歩けますが、運転するのは車いすの彼女の方。

「彼女は地図係よ!わたし地図読めないの!イヒヒヒヒヒ!!」

 

フランスに住んでるのに日本の、しかも交通量の多い大阪や京都を運転しちゃうのはすごいね、と言うと

「ロンドンに住んでたことあるから、左車線は慣れてるわ!でも自転車がこわいわぁ。若い子がビュッ!と左をすり抜けていくのよ。みえないのよ!轢きそうになっちゃうのよ!でもそういう子はだいたいイケてる子だったわ!イヒヒヒヒヒ!!」

 

<車いすマーク付きのレンタカー。後ろに車いすをスポッ!と入れれます。最近の軽自動車は省スペース化が進んでいて便利ですね。ひばりの駐車場は軽自動車なら2台駐車できちゃうくらい、ゆったりしています。>

 

車いすで旅するのは、歩くよりずっと体力をつかいます。いろいろ気をつけたり考えたり調べたりもしなければいけないので、精神的にも余計に疲れると思います。

 

しかし彼女たちは毎日夜まででかけているのにとても元気で、

「のんびり休憩する日なくて大丈夫??」と聞くと

 

「大丈夫よぉ!インド行ったときに比べれば全然マシよぉ!親戚の子がインド人と結婚してインドの結婚式に行ったんだけどすごかったわぁ!結婚式中ずっとみんな踊ってるし、次の日もパーティしてるし、3日後も、4日後も、1週間以上ずーっと祝ってるのよ!途中でマルセイユ帰ろうかと思ったわ!イヒヒヒヒヒ!」

 

彼女たちと毎日話しながら、自分も彼女たちのように、いくつになってもこんな風に自由に旅を楽しんでいたいなぁと思いました。

そして彼女たちの日々の会話の節々に、「ずっと人生を楽しんでいける秘訣」のようなものを感じました。

 

 

よく僕は「どうしてこういう(バリアフリーな)宿をやろうと思ったのか?」と聞かれますが、その大きな理由のひとつに

「旅行者を支え、そしてじぶんも支えてもらうことができるから」

という思いがあります。

 

僕は旅が好きなので、「旅することが難しい、ちょっと大変、でも行きたい」という人の力になれることがうれしい。やりがいがあります。

 

そしてまた、自分もずっと旅をしていたい。と思っています。が、これから先なにがあるかなんてわかりません。

 

たとえばもし僕が事故や病気で車いすになったとして

ひばりをはじめる前だったら、僕はどうしていいか、だれに相談すればいいかもわからなかった。

でもいまは、ひばりに関わってくれる人たちやお客さんの中で、頼れる人がたくさんできました。そういう意味で、僕も支えてもらっています。

 

「100歳になっても旅するぞぉ!イヒヒヒヒヒヒ!」

 

なんていう気概もわいてきます。それは間違いなく、彼女たちからもらったものです。

長く生きることが当たり前になりつつある社会。自然と怪我や病気と付き合う時間も長くなります。ネガティブな思考ではなく、現実問題として。

自分がならなかったとしても、家族や友人や自分にとって大切な人の生活が変わることは、十分ありえること。

 

そんないまの時代にとって、「ハンディのある方が旅をする。人生を楽しむ。」というのは、それだけで多くの人のお手本になり、希望になり、支えになることだと思います。

 

だからぜひ、旅することがちょっと難しい!でも行ってみたい!という思いをもっている方にはどんどん色んな場所に行ってほしいし、その手伝いができたらと思っています。

 

京都じゃなくてマルセイユに行ってみたい!そんなご相談もウエルカムです。

(完全に彼女頼みですが。イヒヒ!)

 

100年旅できる土台を、一緒につくっていきましょう!イヒヒヒヒヒ!

 

<最後の記念写真がまさかのどアップ。はじめて自撮り棒の必要性を感じました。>

 

 

メルシーボクウ、マダム! ア ビアント!

 

店主 

鎌塚 慶一郎

四人部屋のお知らせ

2018年5月より、女性専用ドミトリーを四名様の個室「四人部屋」へと変更致しました。

ひばりにはこれまでドミトリーのほか、シングルルーム、小さな離れとお1人様向けのお部屋は二室ありましたがご家族やグループ旅行様向けのお部屋がなく、多数のご要望をいただき、この度変更させていただくことになりました。

最大4名様までお泊りいただけますので、3名様以上のお泊りをご希望のお客様はぜひ「四人部屋」でのご滞在をご検討くださいませ。

またこれまでドミトリーをご利用いただきましたお客様は、今後は「シングルルーム」もしくは「小さな離れ」でのご滞在をご検討いただけましたら幸いです。

今後ともご愛顧を賜れますようよろしくお願い申し上げます。

 

平旅籠ひばり Hibarihostel

鎌塚 慶一郎